第16章 すなお
「····記憶···消すから」
グイッ
「!··太宰さん!?」
ドサッ···ギシッ
「···嫌なら、私を殴っていいから···今そうしないと私は···天音の深くまで··はぁ···噛んでしまう」
「だ····っ··ざいさ···ん?(何時もと違う··何だか··)」
私は···澁澤さんの···モノだけど
はぁ···はぁ···
「殴って····天音····//」
こんなに苦しむ太宰さんを殴れるはずがない
スッ…ぎゅ
「天音····!?///」
「噛んでいいですよ···」
ーーーーー····
···すん
(天音から悪魔の匂いがする··中也さんにも感じるし··まぁ··色々な種族と仲良いからな··でも)
ぎゅーー·。
「働きたくない」
「駄目ですよ太宰さん。」