第16章 すなお

「あっ」

「どうしました？中也さん」

ちょいちょい
「天音見てみろ｡面白そうなモンあるぞ！」

「どれですか？」


ーーーーー····

(まさか魔界にヨコハマ系の物まであるとは···まぁ｡色々とあるし··う〜ん··試してみたいが···あっ)

「こんにちは､フェージャ」

「こんにちは··天音」

「あの··ちょっとお願いを聞いて貰いたいんですが··」

「いいですよ？」

「あの···猫になってくれます？」

「猫ですか··」

PON

「にゃー」

「可愛い···フェージャ､鳴いてくれます？」

すっ

「にゃー？(何か取り出した)」


ぴろん

(読み取った··なになに？)


『何時になったら天音は僕だけを見てくれるのか､不安で仕方ありませんね｡···1度隠しちゃいますか』

ぞわわっ
(フェージャ？！)

「あっ··ありがとうございます｡···おいで」

ててて
「にゃー」

ひょい

ぎゅっ···｡
「···好きだよ｡フェージャ」


そう
中也さんと見つけた物は

にゃん会話という猫の言葉が反映される機械だ