第15章 ゆらよら
コッコッコッ
(誰かの気配感じる)
曲がり角を曲がるとそこには中也を抱きしめる天音がいた
···ズキッ
(····痛い)
初めて感じた痛み
ズキッ··ズキッ
(天音が···中也を···好きになっちゃう)
天音は私のなのに
ずっと···ーずっと····。
ーーーー····
コンコン
ガチャ
「はい。お久しぶりですね太宰さん」
「うん。」
「最近は色々と忙しくて屋敷にいない日がありましたからね」
「一緒に寝たい」
「久しぶりに寝ますか?」
「うん」
「電気消しますね」
カチッ
(暗い。この中で私は天音を)
ギシッ
「天音は中也とも寝たのかい?」
「太宰さん··?」
「頭を撫でていたのかい?」
「···はい」