• テキストサイズ

人間失格 -愛-

第15章 ゆらよら




「此処が···」

私の"死に場所"になる場所

コンコン
ガチャ
「おや、君は?」

「···ポートマフィアに入りたい」

「お母さんやお父さんは何て?」

「いない」

「うーん··個々は君みたいな小さい子が来る場所じゃないよ?」

「··た」

「ん?」

「···死に場所を探しに来た」

「まだ若いだろ?」

「生きる事に疲れた」

「はー···分かったよ··ひとまず中に入りな」

その子は死んだような、目をしていて

生きる意味を知らない顔をして

ガチャ
「天音くんお客さんが来たからちょっと部屋を案内してくれないか?」

「はい」

「······」

(右目に包帯··)


「此方に行きましょうか」

「····うん」
/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp