第11章 釣り
「すごい!…何これ?」私は何かわからないがすごいということだけはわかる。
「これが魚だよ!朝私達が食べたシャケのこと!ちょっと種類は違うけどね」と二ファは言った。
「へぇ!すごい…そうなんだ!これが魚なんだ。すごい跳ねてる…。なんか獣でも下から出てくるのかと思ったけど
楽しそう!私もやるね!」(すごい!二ファの持ってる魚を私も釣りたい!)そう思い、釣竿を海に振り落とした。
…
だが、しばらく待っても魚は来ない。
(…まだかな?)
「二ファ、私の釣れないよ?この竿壊れてるのかな」何故か釣れなかった。
「あれ?ひょっとして魚に餌だけ取られちゃった?」と二ファに言われた。
「そんなことある?餌だけ取るとか…無理でしょさすがに…」
「じゃあ1回あげてみよっか」二ファはそう言って私の釣竿を上まで上げた。すると、餌を付けていた針には餌がなくなっていた。
「あちゃー…取られちゃったか。」どうやら餌だけ取ったらしい。
(頭を使いよったな?さては…)
「えぇー、悔しい!もっかいやりたい!」私は1匹だけでも釣りたいと思った。(二ファが取れるんだから私も取りたい!)
「そうだよ!エサはまだあるし!」二ファもそう言ってくれて私は益々やる気が出た。
二ファに餌を付けてもらって
「今度こそ!えいっ!」っと竿を海に振り下ろした。
…
しばらくしても竿はビクともしない。
(そんなことある?もう…)
「二ファー…私には向いてないかも…。」私はもう諦めた。
「あれー…なんでだろ」二ファも不思議に思っていた。
すると、船の中から
「おい、釣りはここで出来るのか?」と、リヴァイの声が聞こえてきた。
「あ、兵長だ。」
「あ、リヴァイさんだ!こっちでーす!あとエルヴィンさんも!」二ファは2人をこちらに招いた。
そして、釣りの説明を2人にすると、リヴァイは器用にエサを竿に付けてさっそく釣りを始めた。
「…兵長さすがです。すぐ釣れそう。」私はリヴァイの動きを見てそう思った。一瞬で釣りを理解したのだ。私がリヴァイを見ていると、二ファが
「聞いてくださいよ、エルヴィンさん。
…もうおにょったら…釣れないからってもう諦めたんですよ?なんか言ってあげてくださいよー。」と突然エルヴィンに言い始めた。
「ちょっと二ファ、何言ってるの?」