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千分の一話噺

第799章 夢のまた夢…


その夜、変な夢を見た。


『…おい、…おい!、…お~い!!』
「うっせぇな…、聞こえてるよ!
誰だ?お前?」
『我は切手の精霊だ』
「……ふん」
『な、なんだ、その反応は!?
精霊だぞ、精霊!分かってるのか!?』
「精霊なんて居るわけねぇだろ!」
『目の前に居るだろがっ!
普段は人の目には見えないだけで、精霊はちゃんと居るんだよ!
夢の中なら、こうして話せるんだよ!』
「何だ夢か…、だったら聞いてやるよ
切手が俺に何の用だ?」
『おじい様から手紙が届いたろ!
そこに貴重な記念切手が入ってただろ?』
「ジジイからの手紙?
そんなもん捨てちまったよ」
『バカか!?お前はっ!?
あの切手の価値を知ってるのか!?
あの切手は世界でも評価されてて百万は下らないんだぞ!』
「百万?…あのケチなクソジジイが俺にそんなもん送る訳ねぇだろ!?」
『手紙も読んでないのか?
おじい様は余命後僅かだから形見分けとして送ったんだよ』
「…信じられるか!
それにこれは夢だろ?有り得ねぇよ
例えそうだとしても、あのクソジジイからの施しなんか受けねぇ!」
『おじい様は反省して、償いのつもりで送ったんだ
素直に受け取ってやれ』
「ふざけるな!あいつは俺の大好物のマシュマロをこの世からなくしたんだぞ!
許せる訳ないだろ!」
『…たかがマシュマロだろ?
もっと美味いもんがいっぱいあるじゃないか?』
「てめえもあのジジイと同じか!?」
〔そうよ!マシュマロは世界一美味しいんだから!〕
『「誰!?」』
〔私はマシュマロの精霊よ〕

俺の夢はカオスとなった。



end


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