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千分の一話噺

第796章 オーストラリアの風は暖かい


僕の彼女はオーストラリアからの留学生、バスケットボールの選手で、母国ではモデルもやっていて、美人でスタイルも抜群だ。
小柄な僕との身長差は20㎝以上もある。
いわゆるシークレットシューズを履いてもまだ低い。
周りからは『凸凹』とか『大人と子供』とか『月とスッポン』とか言われている。

彼女にしてみれば、190㎝近い自分より大きい日本人はほぼほぼいない。
背の高さは恋愛の要素にはならないのだろう。
しかし、僕は古い男なんだろうか?
やっぱり身長差は気になる。
どんなに背伸びしても彼女の唇には届かない。
やったことはないけど、たぶん『お姫様抱っこ』も無理だろう。

「こんな僕が彼氏で良いのかな?」
「ユウジ、そんな事、気にしないネ~
ユウジのハートはミーより大きいんだから!
ミーは離しませんヨ!」

僕はたまたま彼女と乗り合わせたバスがトンネルに入った時に抱き着かれた。
「ソーリー…、怖いデス…」
「え!?いや…その…
大丈夫ですよ!すぐに外に出るから!」
これが切っ掛けで仲良くなった。

見た目も中身も完璧で、こんな出来た女性は他にいない。
そんな彼女の唯一の弱点がトンネルだった。
「え?…トンネルが苦手なの?」
「え~と…、タイガーホースネ」
「タイガー?……ああ、トラウマなんだ」
小さい頃にトンネル内で交通事故にあって以来、トンネルに入ると当時の事を思い出すと…。
「…でも、今はユウジがいるから大丈夫デス!」
「本当に僕で良いの?」
「YES!!!
ミーからプロポーズしま~す!
結婚して下さい!!」


end


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