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千分の一話噺

第756章 何が成人なんだろう?


成人の日。

昔は二十歳が成人だった。
法律が変わり成人は十八歳になった。
『成人式』って言ってたのも、今は二十歳を対象にした『二十歳の集い』に変わった。

でも、晴れ着を着て同級生と久しぶりの再会をするイベントには変わりない。
私もレンタルだけど晴れ着を着て、同級生に会えるのを楽しみにしている。
レンタル衣裳詐欺みたいな事がニュースになるけど、とりあえず私のところは大丈夫みたい。


晴れ着に着替えて会場に向かった。
「やばっ!遅刻しちゃう!」

『さて、ここでクイズです!
初夢とはいつ見る夢の事でしょうか?』

「えっ?…何っ!?」
突然頭の中に声が響いた。
「初夢?
…初っていうんだから元日じゃないの?」

『ブッブーッ!!』

所謂間違いのブザーが鳴った。

『こんな簡単なクイズに答えられない者を成人とは認められません』

「…えっ?それってどうゆう…」
そう思った瞬間、目の前に車が…。
運転してるのは、派手な格好した新成人…。


end

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