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if...もしもあの時…

第3章 運命とは…


「これから話す事をよく聞くのね
貴女を過去に送る事なら出来るのね
貴女はそこからやり直す事になるのね」
主がとんでもない話しを始めた。
「過去からやり直す?
そんな事、出来るの?」
「だから禁じ手なのね
ただし、過去に送るだけしか出来ないのね
記憶も当時に戻るので、同じ運命を辿る可能性もあるのね」
「それって…」
私は少し考えた。
もし、違う運命になって今より悪い事になるのだろうか?
アラサーで彼氏無し、仕事仕事で自由も無し、だからといって給料が良い訳でも無い。
だったら、もう一度やり直して…。
「私、過去へ戻ります!」
「本当に良いのね?
過去に戻したら、私は何も出来ないのね
もっと悪くなる可能性もあるのね」
「それでも今よりマシだと思います!」
私はきっぱりと言い切った。
「リチャード、手筈を頼むのね」
主は執事に命令すると、執事は部屋を出て行った。
「あの~、どうして私なんですか?
若くして亡くなる人はたくさんいるのに、何で私はやり直せるんです?」
「それも貴女の運命なのね
あるきっかけで私の目に留まったのね
過去に戻ったら私との関わりも無くなるのね」
「でも、過去に戻ったらまたあなたとのきっかけがあるかも知れないわよ」
そんな話しをしていたら執事が戻ってきた。
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