第2章 ダーリン&ハニー
「だからぁ------コウと付き合いたいの?
コウの彼女になりたいの?って意味。」
「はぁ?なっ・・・なんでそうなるの?
確かにコウくんのことは好きだけど、」
やっぱりそうなんだ、
人間、ショックが大き過ぎると
笑いがこみあげてくるらしい。
「はっはっはっ。やっぱそうだったんだ。」
自虐気味にルカは言った。
「ちっ、違うよ。」
「何が違うの?好きなんだろ?コウのこと。」
この期に及んでまだ認めないのかよ。
「そういう意味の好きじゃないよ。」
怒ってるのか困ってるのか
わからない表情で美奈子はそう答えた。