第8章 運命が始まる 黒子テツヤ
練習が始まると皆凄い本気だった。
(青峰君も黄瀬君も緑間君も紫原君も赤司君も…
本当凄い。)
そう思いながら1つ思い出した。
(そーえば、幻の6人目 黒子テツヤ君は…)
すると
「あの、弥生さん。得点板出すの手伝ってもらえないでしょうか?」
どこからか声がした。
横をみると妙に影の薄い人が私に話かけていた。
あぁ、この人が黒子君か…
「あっはい。分かりました。
あの、黒子君ですよね?」
黒子君はそういう私に少し驚いた顔をして
「はい。僕は黒子テツヤです。
あの、それより驚かないんですか?」
私は桃井ちゃんが言ってた事を思い出した。
「あぁ、影が薄いから皆に気づかれないとか、驚かれるとか?
別に人よりただ影が薄いだけでしょ?そんなので驚きませんよ」