• テキストサイズ

星竜馬が最推しの腐女子はV3本編軸にトリップして太陽に吠える

第3章 星さん、どうする?


そのあと本編のシナリオ通り、無理にでもみんなと脱出しようとする赤松ちゃんを王馬が鎮圧。周りのみんなも疲労困憊だっただけあって、赤松ちゃんの味方をしてくれる人は限られていた。

かくいう私も疲れて疲れて、、結局星さんに連れられてマンホールをさっさと出て行った。

「飛鳥、大丈夫か?」

『大丈夫! この程度の疲れ寝たら治るよ』

星さんは私のことを心配そうな目で見てくるけど、私は無理にでも持ち前の笑顔を顔に貼り付けた。

まあ無理にでもってことは、やっぱり強がりなんだけど。

星さんは、明日私を迎えにきてくれるって約束してくれて、そのまま私の部屋を出て行った。

星さんが部屋から出て行って少し経った時……自然と涙が溢れでた。私は、超高校級の救世主なんて器じゃない。みんなを助けるどころか、星さんに迷惑をかけてしまった。

大体、私はどこにでもいる普通の腐女子だ。液晶でしかみんなと話すことが出来ず、それで満足しているごく普通のダンロンクラスタだ。いきなりみんなを助けるなんて、やっぱり無理だったの?

そんな事を考えながら、ベットに潜ることにした。
/ 13ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp