第10章 証明*幸村精市(凛蘭さんリク)
「やっ…!なんか…力が強…っ」
幸村「ハァ…ごめんね…けど抑えられないんだ…」
久しぶりなんだ、優しくやってあげたいんだよ俺だって。
でも余計な考えが自分を止められなくしている。
幸村「…俺の受け止めて…っ」
「あぁぁっ!せ…精市…!ちょっと痛いっ…!」
幸村「っ…」
何ヶ月もやっていないから当然狭い。
だから赤也とあれこれあったなんて事はない、というのは今身を以て実感している筈だ。
幸村「フフ…でも濡れて滑りやすいよ…っ、もし…これが赤也だったら…どうなるのかな…」
「さっきから赤也赤也って…どうしたの…?」
幸村「俺の時みたいに濡らすのかな…君は…っ」
…なのに口から出るのはを追い詰める言葉。こんな時に何をしているんだ…俺は…。