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私だってヒーローに

第7章 仲間くらい救わせて


「…」
突然、USJに行く気になった。道はなんとなく知っていて、しかもオールマイトが先に行ったからずっと分かりやすかった。残り十分。授業観察くらいならきっとできる

「あ、奏ちゃん!?」
「…何の騒ぎ?」
「敵が奇襲して来てん!奏ちゃんも危ないからここに…」
「何をしている!敵に近づくな!」
「…私は、ヒーローになれない。でも、仲間を救うくらいはさせて?」
そう言うと走って敵がいるところに向かう。先生達がたくさん走って来てたからもうすぐ着くはずだ。オールマイトもそこにいる。右手に短剣、左手に銃を出す。オールマイトが化物をバックドロップし、黒いモヤが化物の顔を地面からだし、オールマイトの胸あたりを抉っている
「!?古率少女!離れなさい!」
「そんなボロボロで言われても。ここで死なれても迷惑なんですよ」
確実にオールマイトに当たらないところ…それでいて、化物に致命傷を負わせられるところ…脳!
「っ、反動でかい…しかも、効いてない。嘘…」
「目にも止まらぬ速さで貴方を拘束するのが脳無の役目。そして貴方の体が半端に留まった状態でゲートを閉じ引き千切るのが私の役目」
「…なるほど。つまり貴方をなんとかしろってことね」
銃を黒モヤに向ける。何か、着ているなら…当たるはず!
「ぐっ…なん、で…」
「私のゲートは一箇所以上に繋げられます。ですから貴方の銃弾を、貴方自身に当てることなど造作もありません」
やばい、胃のあたり、いった…
そこで後ろから、勝己と緑谷が飛んできた
「どけクソデク!」
「わ、かっちゃん!?」
オールマイトの方には、氷。焦凍か
「大丈夫か古率!」
倒れそうになった体を支えてくれたのが切島
「これぐらいなんとも…それよりどうして…」
「お前がだよ!今日授業1回も出てねえじゃねえか!」
「…勝己に呼ばれたから。来たらこの有様…フゥッ…」
呼吸がままならない。肩で息をしているのが自分でもわかった。
「あぐ…頭、が…」
「どうした!?」
また、頭痛だ
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