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白昼夢

第1章 白昼夢


「…ッ!」

 俺はピクッと反応してしまい、今更ながら逃れようと体を反らす。
 完全にバレてるうえにこの展開…けど、逃げられる訳ねえよな……ッ
 にわかに焦り始めた俺を見て隊長はにっこりと微笑んだ。

「僕が君を逃がす訳ないだろう?」



 全裸に剥かれた俺は、帯で両腕を縛られ足を広げられていた。
 藍染隊長は俺の体中に残る痕だけを唇でたどる。朽木隊長との行為が思い出され、いやがおうでも体の芯が熱くなってしまう。

「恋次…朽木隊長は君をどう抱いたんだい?」

 隊長の手が焦らすように肌の感触をゆっくりと愉しんでいる。

「や、め……っ」
「ほら…思い出して。どう触られた?」

 囁きながらその手は俺の胸の突起を弄ぶ。

「…っ!……あ…」
「恋次…ちゃんと言わないと何もしないよ?」

 藍染隊長の煽る言葉に引きずられ、焦らされた体は更なる刺激を求めて熱くほてっていく。そんな俺の様子を、すぐ間近まで寄り添った隊長が愉しそうに眺めていた。恥ずかしさの余り涙目になる俺の耳元に唇を僅かに当て、低音が小さく誘うように囁かれる。

「…ちゃんと教えて」
「やっ……」

 そんな事よりも早く、もっと触られたい…
 そんな風に思うなんて、自分に愕然としたがもうこれ以上耐えられない。俺は体をひねり藍染隊長に向かって口を開いた。

「…お、俺の……舐め、て…っ」
「ん?…よく、聞こえなかったな。もう一度言ってごらん?」

 興奮しているのか、隊長はやや息を荒くしてわざとらしく告げてきた。上体を曲げたせいで目尻から涙がつたい落ちるも俺はなおも懇願した。

「俺の、舐めて…おねがい……っ」

 すると隊長はニヤリと笑い、俺の勃ち上がったモノを口に含んだ。先走りを舐め取るように舌がねっとりと這い回り、先端の割れ目を責めたてる。

「ぁあっ!…あ…はあ…ッ」
「ああ…ヤらしいな…恋次、分かるかい?こっちがヒクついてる」
「んっ…く…!」

 隊長の指が後孔の周りをやんわりと撫でる。その動きのもどかしさに、俺はたまらなくなって腰を浮かせてしまう。








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