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キリトの本当の妹

第1章 私のお兄ちゃん


「不可解なプログラムを確認。コードネームユイ?」
「…侵入ユーザーは?」
「キリト。知ってるでしょ。」
「…ああ、英雄キリトくんか。ウザったいなあ」
そう言いながら私の髪に触れる
「気持ち悪いわ。触らないで。本当、セクハラで訴えるわよ」
オベイロンの手を振り払い睨みながら言う
「はあ、君も本当に可愛くないな」
「うっさいわね。黙りなさいよ」
今は、ただ耐えるだけ
私には、最悪の場合の手段も知ってる
お兄ちゃん…私を、助けて
「じゃあ僕は行くとしよう。君も好きなタイミングで来るといい」
「うん。わかった」
今日で…全部、終わらせる
須郷が行ったあと、パスワード等に間違いがないことを確認する
「…お兄ちゃん…今、助ける」
プログラムに侵入し、お兄ちゃんに対する重力魔法を弱くする
お兄ちゃんの筋力なら…多少力めば大丈夫…
私のアバターを移動させた

「…うぇ…」
「ああ、来たのか」
「人前で何やってっんのよ。女の子舐め回して」
「いい匂いだ…ハァ」
「キモッチワル」
冷たくぶっきらぼうに言い放つとキリトの近くにしゃがみ込み耳元で囁く
「……」
「…!なんで、それを…」
「…茅場にでも教えてもらったのかしら。なんてね。いいから早くあいつ倒してよ…お兄ちゃん」
最後のお兄ちゃんは聞こえないくらいの小さい声で言った
「…サブGM権限を始動、アスナの服を再生」
「おいお前、何してるんだ」
「何って…裏切り?」
ニヤリと笑って言い放つ
「なっ…お前!」
「………!」
とお兄ちゃんがIDを唱える
「なんだそのID…知らないぞ…」
「だって、教えてないもの。GM権限を始動、オベイロンのGM権限を削除!」
「はああああ?この僕を馬鹿にしているのか?そんなこと許されるわけ…王だぞ?この世界の、神だぞ!?」
「だから何。貴方がしたことはもっと許されない。それだけよ」
「ペインアブソーバーを起動!オベイロンのレベルを0に!」
お兄ちゃんがトドメを指す
「なっ、エクスカリバーを召喚!言うことを聞けえ!この!」
…子供みたいに駄々こねて
「…エクスカリバーを召喚。はい、キリト。どうしようとあんたの勝手よ」
「使いな。決着をつけよう」
とオベイロンに剣を投げ飛ばした
何か発狂しながら斬りかかるがキリトにいなされ腕を切られ、胴体を裂かれ、そして剣に正面から落とされゲームオーバーした
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