第14章 命【ローver.】

ロー
「！！！！」

「……ろー…？」


川に足を浸して今にも散りそうな花を
彼は抱き寄せた


ロー
「悪かった…勝手な解釈でお前を傷つけた
俺との子なんだろ…？」


普段では考えられない恐る恐るな声に、涙声で返答が返る

そしてきつく抱きしめる




「っっっ、ろぉぉ…!!私、船、のってても、いっ…!?産んでいい…!?」




溢れる涙に言葉をのせて


ロー
「当たり前だ」



それを掬い上げる






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