第11章 後悔【ドフラミンゴ】
ドフラミンゴはとあるパーティーへ来ていた
取引先の大事なパーティー
女はたかって寄って、媚を売る
ドフラミンゴは嫌気が差していた
自分の心はバカらしいとすら思っていた恋と言うもので出来上がったのだ
その相手は
一般市民ではあるが綺麗な姿と自身に屈しない姿とが凄く惹かれたのだ
自身の告白すら、心配が募って仕方なかった
自分が自分でなくなる
それほどまで好いているのだ
ヴェルゴ
「ドフィ、いいのか」
ドフラミンゴ
「あ?なにがだ」
ヴェルゴ
「女の声が電話越しに聞こえていた場合、下手すると浮気と勘違いされるんじゃないのか」
言われてはじめて知った
一般というものを知らないのだ
処理道具として女をはべらせてきたドフラミンゴは、浮気がイマイチわからない
わからないよりずれている
そのせいでヴェルゴに言われるまで気付かなかった
勘違いされるんじゃないのか
されたらどうなる
別れてしまうのか?
ドフラミンゴは焦って車を、飛行機を手配して、の待つはずの家へと帰宅した