第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
『うん……当時はTwitterやってたけど一般の友達のことは
一才載せてなかったよ……。
……もしかして、組織が当時の同級生とかに接触したのかな?
それで私の交友関係を調べて陸が私の元カレだったり、
和真くんが私のことを好きだったって話を聞いて……』
「それが、一番ある可能性だろうな……金欲しさに、
お前の情報を売ったっていうのが一番よくある話だろうな……」
『っ……』
百合はもしかつてのクラスメイトがそんなことをしたと思うと
なんとも言えない気持ちになった。
あんなにも団結力があったクラスで太輔と付き合った際も
静かに見守ってくれていたクラスメイトに
そのような人物がいるのではないかと疑わずにはいられなかった。
「っ百合……大丈夫か?」
『っうん……でもそれ、あくまで可能性だもんね……
私のクラスメイトが、こんなこと……』
「っ百合……」_ギュッ…
そっと百合を抱きしめる太輔、不安になっている百合の頭も
優しく撫でてあげた。
「今は余計なこと、考えんな。たとえそんなことをした奴がいても、
お前には"本当の友達"って呼べる人たちがいるだろ?
美香ちゃんや怜くん、あの子達は絶対にこんなことはしない。
それに九条の元クラスメイトだった奏くん達だっている……」
『っ太輔……』
「正直、当時のクラスメイトが全員お前にとって本当の友達っては言えないと思う。
ただその時の青春を一緒に過ごしたってだけだ……」
『っ……うん、そうだね……きっと私が普通に生きていて、
卒業後にも会う友達って言ったら美香ちゃん達だけだろうし……』
「あぁ。だから、『友達に裏切られた。』みたいに思うのはやめろ。
お前がこれ以上落ち込む必要はねぇんだよ……」
『ぅん……』
それでもまだ不安な百合、
太輔はしばらく百合の頭を撫でてあげるのだった。
そして少し落ち着きを取り戻した百合と共に再び本の中身を確認し始めた。