第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
『わかった、今ゆりちゃんが関わっている組織のことについて
僕が話せる範囲で話すよ。その時の映像も、ここに出してみる……』
「『っ……』」
叶輔は意を決して2人に話すことにした。
『まず、憲吾くんと別れたことについてだけどその発端は
ゆりちゃんが組織のボスである東郷響に目をつけられた。
それで自分達とゆりちゃんが繋がっていることを
口にしたら憲吾くんにも危害を加える的な脅しでゆりちゃんは
少しでも憲吾くんに危害がいかないように離れることを
決意したんだと思う……。』
「っ……東郷、響……
そいつが、北京でゆり達を襲った真犯人ってことか……?」
太輔は響に対しとてつもない憤りを感じた。
『真犯人、なのかはわからないけど
彼がゆりちゃんを気に入ってるのは事実だよ。
……2人は東郷宙くんって知ってるっけ?』
「東郷……同じ苗字……っいや、知らないな……」
『宙くんは、憲吾くんと同じ高校3年生でボクシングをやりながら
モデルの仕事もしてるんだ……母さんと同じ、Annieでね……』
『っ!?』
叶輔の言葉に驚きを隠せない百合、さらに次の叶輔の言葉には
さらなる驚きを隠せなかった。
『宙くんのこと、片桐社長はすごく気に入ってるみたいなんだ。
母さんと一緒で……それと同時に宙くんは憲吾くんの代替試合の対戦相手。
彼もゆりちゃんのことが好きなんだ……憲吾くんや藤ヶ谷くんと同じで……
それで、昨日ゆりちゃんが言ってた気になる人っていうのが
その宙くんのことなんだ。』
「『っ!?』」
『2人が驚くのも、無理ないね……それで、
今ゆりちゃんは宙くんの彼女役になってる。
とある理由で……』
「っ理由……?」
『うん……宙くんは、東郷響の弟で組織とも少なからず繋がりがある。』
「『っ!?』」
『それで、宙くんはゆりちゃんに組織の情報を流してる。
彼の言うことを聞くことを条件に……』
「っちょ、ちょっと待て…!
っそれってつまり、ゆりはソイツに強要されて
三船くんと別れたってことか!?」
『それは、僕にもよくわからない……けど、父さんが思ってるほど
宙くんはそんな軽い男の子じゃないよ。』
「っ……」