第2章 おしおきの話
「け、ほっ、けほっ……!」
ノンはベッドに手をつき、えずいた。
「…____ノン、」
リヴァイはノンの口元を拭うと、顎をくっ、と軽く掴み、優しく、唇を塞いだ。
そのままゆっくりと倒され、リヴァイの手はノンの両腕を掴み、ベッドに押し付けた。
触れるだけのそれに、ノンは身を委ねる。
「…リヴァイ……」
思わず名前を口にすると、彼はふっ、と頬を緩め、ノンの額にキスをする。
「たっぷり可愛がってやる」
リヴァイはそう言葉を残すと、ノンの首筋に顔を埋めた。
「…んっ、…」
リヴァイの細くて柔らかい髪が当たるくすぐったさに身をよじる。
リヴァイはノンの首筋を軽く舐め、そして強く、吸う。
「んん…」
ノンが吐息を漏らす度にノンの首筋に紅い華が咲いた。
リヴァイは少しずつ舌を滑らす様に下へと舐めあげる。
「…はっ、ぁ…」
ノンは頭がうまくまわらず、ただただ身を任すだけだ。
しかしリヴァイの舌が腹部を通過し、腕で太股を掴み、持ち上げた瞬間、何をされるのかがリアルに感じ、頭がサァッと冷めたような感覚になった。
「…ちょっ!リヴァイ!?」
ノンはあわてて体を起こし、手を伸ばしたが、リヴァイの全く表情を変えずにそこへ顔を近づけた。
「あっ!?」
ノンは背中を反らし、声を漏らす。
「ひ、あっ、あ…」
リヴァイは舌全体を使って秘裂を上下に舐めながら、ノンの下半身をしっかりと腕で抱えこみ、指先で尖り立ち上がった部分を、強弱をつけてこね始める。
そこはしだいに膨らみ、液体は彼の指にねっとりと絡みついた。
「ひ、ぁあっ、…んぅっ、はっ」
大きな快楽に耐えようと、手の甲を口に押し付ける。
そんなノンをリヴァイはちらりと横目でみると、強くそこを吸った。
「ひ、ゃあああっ!?う、あ、ぅぁ、ぁ、…」
手の甲が外れ、ノンはよりいっそう高い声を出すと、体をびくんっ!と痙攣させた。
ノンは自分で、イった、という事を自覚し、顔が熱くなる。
しかしリヴァイはまだノンの太股を掴んだまま、離さない。
ノンは荒い息を整えようとした瞬間、
「ひぁあアっ!?」
頭を貫かれるような快感が体に走ったのが分かった。