第3章 3
ここはおそらく組織の病院だろう
ジンが連れてきてくれたのかな?
それともベルモット?
まぁどちらにしよ感謝だ
眠る前の苦痛がかなり和らいだ
薬の効果は絶大だ
ただ、
喉が使えない。声を出せないのは厄介だ
なんせ意思の疎通が大切な人と普段から一緒にいるのだ
こちらから話しかけないと下手したら1日中無言だってあり得る
苦痛だ。それは何よりも苦痛にしかならない
参ったな
どうやってコミュニケーションを取れるか?
筆談?
書き終わる前に話が終わる
手話?
覚える前に治る
う~ん?
何がいいのか