第2章 2
次の日も昼間の数時間をシェリーの研究室で過ごし夜に仕事に行く日々が続いた
そのおかげでシェリーと少し仲良くなれた
「姉妹でお姉さんがいるんだ?」
「えぇ、私と違って明るい姉よ」
「へぇ会ってみたい」
「それは厳しいわね
私でも事前に言わないと会わせてくれないもの」
「それはシェリーの人質だからでしょ?」
「えぇ
それに組織を知ってても姉は一般人と代わりないもの」
「何も訓練してないんだ」
「えぇ、子供の貴方もしてないでしょ?」
「ふふ
これでもかなり強いって自信はあるよ?
ジンとベルモットに鍛え上げられたから」
「そうだったのね…意外だわ
見てるだけではか弱い少女だから」
「いいよ全然
それが狙いだから」