第1章 1
「夜景綺麗だね」
「気に入ってもらって良かったわ
さぁ食べましょう」
「うん」
ベルモットに連れてきてもらったのは有名ホテルのフレンチレストラン
ドレスコードはベルモットに用意してもらった黒い上品なワンピースを着ている
「美味しい」
「そう、良かったわ。
で、どうだった?」
今日のデートはそれを聞きたかったのか…
普通に聞いても答えるのにわざわざ手の掛かることする女性だ
「…正直、使えないって思ったよ
3人ともね」
「あら、どうして?」
「3人とも、今日誰も殺ってないから。」
「貴方が片付けたのね?」
「うん、バーボンの作戦で裏口見張ってたら奴等が出てきて、だからこっちが殺る羽目になったの
アイツらがすぐに追いかけて殺れば大変な事しなくて済んだのに」
「そう、きっと今日は偶々よ」
「偶々?」
「あれでもあの3人、使える新人として有名なのよ?」
「へぇ知らなかった」