• テキストサイズ

異世界人の冒険

第68章 ボスの素顔


おいおい真っ先に仲間売ろうとするんじゃないよウソップ、チョッパー。確かにレストランの時のサンジは…手が、いや足が早かったしなぁ。海賊よりも質が悪いコックがいたし…元海賊だったからかもしれないけど。

「すっトボケてんじゃねェ“黒足”ィ!!!ごく最近の話だ!!!」

「危ねェ伏せろ!!!銛だ!!!」

サンジの声に反射的にしゃがむ。これももう慣れだよな…最初はえ、え、とかなってたけど。サニー号にドスドスと銛が刺さっていく。

「……………!!?最近だと!?ますますわからねェ、」

「………待て!!この銛様子が変だぞ。」

「コイツは“サソリ”の毒の銛!!!刺されば3分であの世へ行ける!!!おれの怒りの程を知れェ!!!てめェも一味も皆殺しだァ〜〜〜〜〜!!!」

その毒の銛がさっきの倍の数飛んできた。船に穴あいて沈んじゃうどころか、刺さったら1発KOだなんて笑えない。必死に隠れてやり過ごす。

「きゃ!!」

「ナミさん気をつけて!!!あのヤロー!!」

「サンジも前見て!!!」

「うお、危ねェ助かった!!」

ナミが刺さりそうになってサンジが余所見をした。その瞬間に今度はサンジが当たりそうになってて慌てて押し倒した。

「くそ…!!思い出せねェ!!誰だお前は!!!」

あんなに恨み持つんだから、サンジも記憶がないことなんてないと思うのに。その時、陸にいるルフィがリーダーの元に走っていくのが見えた。何をするのかと思えば、リーダーの仮面を足で蹴った。仮面がすっ飛んでいくのがスローモーションに見える。

「いいさ、よく見ろ………!!このおれの傷ついた顔をよく見ろよ………!!!」

現れたのその顔を食い入るように見る。その顔を見てみんなが驚いたように反応する。私も例外でもなく、口を開けてポカーンとしてしまった。あれは確かに見たことある顔だけど…だけども…
/ 1013ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp