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異世界人の冒険

第65章 ナイトメアルフィ


「なまえちゃん、ロビンちゃんはおれに任せて逃げろ。」

「えっ、」

「“悪魔風脚(ディアブルジャンブ)”“揚げ物盛合せ(フリットアソルティ)”!!!」

オーズの伸びてきた両手を蹴りで勢いを消し、そして逸した。あの巨大な手を…20人くらいの人を掴めそうなほど大きいのに。

「ハァ……ハァ…今の内にロビンちゃんを遠くへ!!」

「う、うん!!」

ロビンを担いで氷で滑らせてオーズから避難する。ブルックやフランキーと一緒のところへ。マズイ状況になってきた…オーズを押してる、とも言えない状況で、一人一人仲間が戦闘不能になっていく。そんなことを考えていても仕方がない、ブンブンと頭を振って戦場へ戻る。

「おーい、サンジ〜〜!!ゾロ〜〜〜!!」

「チョッパー!!?お前何でそんなとこに!!?」

チョッパーがオーズの肩に乗っていた。よくバレずにそんなところまで移動できたな…

「ハァ、ハァ…探してたんだ…!!500年前のオーズの“死因”を!!」

「!?死因!?」

「大悪党が寿命を待たず死んだのなら、“外傷”が原因の可能性は高い。この“右腕”を狙え!!これは元々のオーズの腕じゃない!!!」

「何!?」

「ホグバックの手で天才的に復元されてるけど!!継ぎ目にひどい凍傷の跡がある!!!断定はできないけど、500年前のコイツの死因はおそらく“凍死”!!!ハァ…ハァ、こんな怪物でも自然の力には敵わずに氷の国をさ迷って死んだんだ!!!なぜなら500年の昔もきっと…オーズは…裸だったから!!!」

「「そんなアホに負けなくねェ〜!!!!」」

巨人だから服着ないのかな…なんて一瞬思ったけど、ドリーとブロギーバリバリ服着てたわ。ルフィでもちゃんと服着てるのに、冬国でも服着ないってどういうことなの。

「ゾンビは痛みを感じないけど、ダメージはちゃんと残る。今までの攻撃もしっかり蓄積されてるよ!!この腕一本使えなくできれば攻撃力は半減する!!とにかくこの一点に、」

「何をゴチャゴチャ人の肩で!!!チビ人間め!!!」

「うわっ!!」

「チョッパー!!!」

オーズが肩に乗っているチョッパーに気づきそのまま自身の腕を拳で叩く。あんなの食らってチョッパーは無事なのか…?ロビンじゃないけど、肉が潰れて血で溢れてないといいけど…
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