第7章 一人目
「やったぁ!!仲間になってくれんのかよ!!」
「やったぁ!!」
「分かったらさっさとこの縄を解け!!」
嬉しいな、一人目の仲間をゲット!!しかも強そうだからラッキー!守ってもらえる人が増えた!ルフィがゾロの縄に手を伸ばすと…
「銃(ピストル)が駄目なら斬り殺せ!!!」
「お…うおおおお!!!」
海軍が唸り声を上げながらこっちに攻撃を仕掛けようと襲い掛かってきた。
「くっそー、かてぇなぁこの結び目…」
「おい!!グズグズするな!!」
こっちに向かって武器を振り上げならが走ってくる海軍がルフィには見えないのか!?んもう!
「ルフィ、退いて!」
バックから取り出した短剣でゾロの縄を切っていく。
「なんだよー、持ってたんなら先に言えよな。」
「だってルフィが先に解こうとするから…」
解き終わりゾロに刀を渡すとき、すでに海軍は目の前にいたが。ゾロは剣で海軍達の攻撃を受け止めた。どうやら間に合ったようだ。両手、さらに口に刀を加える。たしかに三刀流だね。
「てめぇらじっとしてろ。動くと斬るぜ。」
ゾロの威圧感で海軍達は動きを止める。あー、凄いカッコイイね。剣士ってすごい。
「海賊にはなってやるよ…約束だ!海軍(コイツら)と一戦やるからにはおれもはれて悪党ってわけだ…だがいいか!おれには野望がある!!世界一の剣豪になる事だ!!こうなったらもう名前の浄不浄も言ってられねぇ!!悪名だろうが何だろうがおれの名を世界中に轟かせてやる!!誘ったのはてめぇだ!!野望を断念する様な事があったら、その時は腹切っておれに詫びろ!!」
「いいねぇ、世界一の剣豪!!海賊王の仲間なら、それくらいなって貰わないとおれが困る!!」
「ケッ、言うね。」
……ん?私もルフィの仲間だけど、強くないぞ。私も、強くなんなきゃいけないのかな。ルフィ達の荷物にはなりたくないしな。
「何ボサっとしてやがる!!とっととそいつらを始末しろ!!」
後ろから凄い怒号が聞こえた。モーガンだ。あいつ、自分でやればいいのにねぇ。
「しゃがめゾロ!ゴムゴムの…鞭!!!」
腹あたりにちょうど決められるくらいの高さの足鞭で、海軍をふっ飛ばすルフィ。一発KO。ルフィはやっぱり強いなぁ。