第41章 神・エネル
「………成程…奴ら4種類の“貝(ダイアル)”を…!!」
「ほほーう!!そうだとも。“炎貝(フレイム)”!!“斬撃貝(アックス)”!!」
「“衝撃貝(インパクト)”!!“匂貝(フレイバー)”!!覚えたか!?見極めは不可能だぞ!!?」
「さァ!!どっちがホトリでどっちがコトリで、」
「どの手が何だ!?何が出るかはお楽しみ!!!」
「「“びっくり貝(ダイアル)イリュージョン”!!!」」
ただえさえ双子…三つ子か、なので顔がわからない。それでシャッフルされたらもう訳わかんなくなる。それに…何でフレイバー入れたんだろ?全部武器のダイアルにすればいいのに…
「種類はわかった…!!もうぐずぐずしておれぬ!!」
「どっちがどっちかなんてもともと興味ないってのよ!!天候は“台風”!!!」
そういえばナミの武器、クリマタクトの攻撃を見るのは初めてかもしれない。凄いね、どういう原理で棒から外れるんだろう。ウソップ、本当にこういうの器用だよなぁ…
「ほう!!ハズレ!!」
「ほほう!!ハズ〜レ!!さァ!!!おれの右手は何貝(ダイアル)だ!!?」
ガン・フォールさんは自分のマントを翻して守った…が、出てきたのはまたあの臭い匂い。自分の匂い嗅がせるのが好きって変態か?
「ほ〜〜っほっほほうっ!!!」
「またまた“屁”でした!!!まぬけめ!!“炎”だと思ったか!?
“炎”はおれの右手!!!くらえい!!!ほっほーう、」
「危ない!!ガスに引火する!!」
ボウン!!!
ガスに引火…?そうか、自分のおならをガスにして炎を出したのか。気づかなかった…でも安易な作戦だ、ガン・フォールさんは気づいてそう。
「バカの考えそうな事である。甘くみられたものだ…」
「…す、凄……」
爆発を船の手すりを掴んで避け、すぐさま攻撃を仕掛けるガン・フォールさん。戦い慣れていると言うべきか、動きが凄く早くて普通に強いと思った。