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神様の悪戯

第4章 マネージャーの仕事


「ちゃんっ!一緒に部活行こっ!」

『うん!』


桃ちゃんと一緒に体育館までの道を歩く。今日から桃ちゃんと一緒にマネージャーするんだけど、桃ちゃんは1軍担当だからきっと一緒には出来ないだろうなぁ。

桃ちゃんに案内されて辿り着いた更衣室。そこには既に先輩と思われる人がいた。




「榎本先輩、昨日話してた新入部員連れてきました」

榎本「ありがとう」

『はっ、初めまして!1年1組、明石です!今日からよろしくお願いします!』

榎本「そうかしこまらないでいいわ。2年の榎本加奈よ、よろしくね。ちゃん」



良かった~。強豪校の部活って先輩後輩関係がギクシャクしてるイメージだったから、マネージャーも同じだと思ってたけど、榎本先輩はとても優しそう。



榎本「虹村君から話は聞いてる?」

『いえ、何も聞いてないです』

榎本「そう。最初は虹村君の所に連れて行く事になってるから、着替えたら私と一緒に来てもらうわ」



先輩を待たせちゃいけないと思い、全力で着替えた。あまりの速さに先輩はびっくりしてたけど。



榎本先輩の後を付いて行くと、赤司君と真剣に何かを話している虹村先輩を見つけた。



榎本「虹村君」

虹村「ん?あぁ、榎本か。すまねぇな、仕事あるのに」

榎本「気にしないで、これも仕事のうちよ。それじゃあちゃん、あとは虹村君の指示に従ってね」

『あ、はい!』



榎本先輩は小走りで体育館の外に消えてしまった。忙しいのにここまで案内してくれたんだ。あとでもう一回お礼、言わないとな。



虹村「明石」

『は、はい!』

虹村「よく来てくれたな。どうだ?緊張してるか?」

『そりゃもうバッチリ緊張してます!』

虹村「なんだそりゃ。で、さっそくなんだが明石、赤司とも相談して決めたんだが、お前には1軍を担当してもらう」



ん?最初の明石があたしで、次の赤司は赤司君の事だよね?…ん?ていうか何て言った?
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