第1章 1章 私のキモチ
「....って言ってたんだよね。なーんか、楓も楓でかわいそうだなーって思っちゃったよ!」
「確かにねー。郁人ももうちょっと考えてあげようよって感じ笑」
琉美が言った。
「ぁ。私ここまでだ!ばいばーいっ」
琉美は反対方向だからいつもここでばいばいなんだ。
「ばいばーいっ」
....
「でさ、しぃも実は楓とキモチ似てるでしょ!?」
聖奈がにやにやしながら聞いてきた。
聖奈は亮祐のこと言ってるんだよね。
「うーん。そんな感じかも。」
そう。私も楓ちゃんと同じように好きだよっていうアピールかはわかんないけど、亮祐にはいつもちょっかい出されるし、聖奈とかにも亮祐てしぃのこと好きなんじゃない?....って言われるし。
だから、ちょっと亮祐のこと恋愛対象として意識し始めてる。