第10章 反撃
「え、話、聞いてくれるんですか…?」
戸惑い気味の私に、当たり前だろとでも言いたげな顔の西谷さん。
「じゃあ話しますけど…単刀直入に言って私、なんにもしてません。私、人と話すのあんま得意じゃないけど頑張って教えました。大地さんが、私を選んでくれたから。」
まだ序盤なのに、泣きそうだ。
「七瀬さん全然仕事覚えてくれないし、でも私の役目だからって、私の教え方が悪いんだって必死に考えてました。だけど見に覚えのないこと言われて、みんな私のこと信じてくれなくて…」
「わ、私が悪いって言いたいの!?」
七瀬さん、ぶりっ子剥がれかけてるよ。