第10章 反撃
体育館。
「じゃあ、開ける、よ」
「お、おう」
「何?王様緊張してるの?」
「してねーよ!」
「てか谷地さん息してる?」
「へっ!?あっ、うん大丈夫!ちょっと磔の刑にされたときのシュミレーションしてただけ!」
「それ大丈夫じゃないよね…」
「あーけーるーよ!」
まとまり無さすぎ!
私は扉に手をかける。
扉がやけに重く感じる。
扉を開けると、体育館中の視線がこちらに集中する。
「…#NANE2#…」
大地さんが私の名前を呼ぶ。
「影山、月島…それに谷地さんも!」
日向くんは犬のように目を輝かせる。
まって、私たちあなたから見たら裏切り者よ?
七瀬さんは私たちの予想外の訪問に、ぶりっ子するのをすら忘れぽかんとその場に立ち尽くしている。