第10章 反撃
「私、謝らない」
「へ?」
唐突な私の発言に、仁花たちはぽかんとした顔になる。
「私、何もしてない。だから悪くない。だから謝らない」
「お、おぉ…どうした急に」
「私ね、私が謝れば丸く収まると思ってたの。悪くなくても、その場を収めるためには適当に謝って、適当に丸く収めるのがいいと思ってた。…でも、それは信じてくれてるみんなを裏切ることになるし、何よりムカつく。だから、謝らない」
「あたりめーだろ」
「ゆきは何も悪くないから、謝る必要なんてないよ!」
「そうそう」
もしこれが社交辞令なら…?なんてことはもう考えない。