第6章 日常侵食
さようなら土日。
こんにちは平日。
私が東京に行っていた二日間で、クラス中に虚偽の噂が回されたらしい。
教室に入った時の空気がとても冷たくて、憎悪に満ちていて、思わず逃げ出しそうになった。
でも、ここで逃げたら負け。
私は胸を張って自分の席まで歩いていく。
よく学校来れたよね、とか、どのツラ下げてきたの、とか。
どんな神経してるの、とか。
聞こえてくるけど聞こえないふり。
そもそもがこんないきなり現れた女にまんまと騙されるなんて、むしろあんたらの方がどんな神経してるの。
心の中で反論して、一限の準備をする。
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