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【銀魂】あの欠けた月の半分を探して《銀時》
第11章 交差するそれぞれの思い《後日談》
江戸はどこもかしこも薄汚れている
綺麗な街、ましてや綺麗な水辺を見つけるなんて奇跡に近い
「こんな街に、蛍なんていねェか…」
巡回中の車の助手席で、窓の外を眺める総悟はため息混じりに呟いた
「蛍ですか?そうですねえ、この辺りには綺麗な水辺は無いですからねえ。沖田隊長、蛍探してるんですか?」
隣で運転する山崎は意外そうだった
「ああ…、とびきりの上物をな」
腕を頭の後ろで組む沖田の横側は、目を疑うほど優しかった
交差するそれぞれの思い -Fin.-
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