第1章 .瓶詰めの手紙
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「..ち...!...!!」
んーなにか聞こえる気がする
誰か呼んでる?
「ねぇ、七都ちゃんってば!!」
『んん...ふぇぃ??』
顔を上げて自分を呼んだ人物を確かめれば、目の前にいるのは友人の雪絵ちゃん
愛称はゆっきー
雪「んもー、七都ちゃんってばこの後タピるって言ったのに急に寝ちゃうんだもん!
早く行かないと時間が無くなっちゃうよー!」
『え...あぁ、とりあえず行こっかw』
学校から出て、タピオカやゲーセンなどある街に向かう
ゆっきーが何か話しているが、今の私の心情は安堵と疑問、その他もろもろ
『あの時死んじゃったのかな...』ボソッ
雪「んでさ~、」
ゆっきーはペラペラ世間話をしてこっちの様子は全く気づいていない
もしあの世界で死んだとなれば、こっちの世界に帰ってくるのも妥当か
左肩の痛みはなく、傷もなかった
まるで何もかも夢だったかのように...
いやそれは違うな、だって記憶はある
あんなリアルな夢は御免だってw
雪「NAME1##ちゃん何飲む~??
私はねぇ、ロイヤルチョコレートミルクティーホイップ増し増しプラネットスペシャル!!!」
...この子相変わらずの甘党だ。
まぁ、何を考えたって自分でどうすることも出来ないんだし
今を生きるっきゃないか!!
それに、こっちのが平和だし←
『えっと、私はキャラメルナッツマキアートかなぁ』
その後はタピオカを飲んで、ゲーセンでプリを撮ったり、雑貨屋行ったり
あぁ、私ってちゃんとまだ華のJKだわぁぁぁ
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