第1章 .瓶詰めの手紙
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クムユ「七都~、アレンが飲み屋の手伝いして欲しいって言ってきてるけど?」
『クムユ姉さん!食器洗い終わったら行きますって伝えてください!!』
そうこの頃から私はクムユさんのことをクムユ姉さんと呼ぶことになった
あ、あと昨日の夜クムユ姉さんと海に行ったの
クムユ姉さんったら凄くロマンチックでボトルメールなんかやってたのよ
せっかくだから私も思ってること書いて一緒に海へ泳がしてきちゃった
『クムユ姉さん!師匠のとこ行ってきまーす』
クムユ「行ってらっしゃーい!」
アホな海賊は時々来るけど、師匠と私がだいたいボコボコにしてる
村長や村民にめちゃくちゃ感謝される(。・ω´・。)ドヤッ
そんな生活をしていると、私がここの世界に馴染んできていることがわかる
そりゃ向こうの世界で友達とタピタピ出来なかったのは残念だし、車の免許とってカッコイイの乗りたかったし
言い出したらキリがないくらいやり残したことはある
だけど別にタヒんでないし、こちらの世界もまた楽しく謳歌してる
アレン「お!!来たな七都
食料の確認をして欲しいんだが」
『はーい、まかせて!』
最初の頃はホームシックになって夜な夜な泣いてたこともあったけど…
いや、今もあります、はい
文字もスラスラ読めるようになってきたので最近はよく本を読む
元々頭は悪いわけでもないのでそこは感謝w
本や新聞を読むようになってからこの世界のことはだいたい分かったつもりだ
海賊という犯罪者、海軍という警察、世界政府という権力者、天竜人という創造主の末裔
きっとこんな感じなのだろうと私は思う
でもこの平和な村に暮らしていると自分には関係の無いように思える
『師匠~、お酒と肉があまりないので街に行って買い足してきまーす!!』
アレン「あぁ、頼んだ!!
街に行くなら気をつけろよ
しっかりと周りを見ることだ!!」
『ははッ、分かってますって!!!
行ってきまーす』
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