第10章 無表情少女×完璧男子
美「悲しいとも思わなかった憎いとも思わなかった。何も感じなかった。今でも何とも思わない」
時雨「お前…」
奈「お姉ちゃん?死なないの〜?」
美「今行きます。遺言は無いです。私の事もあなたは直ぐに忘れるでしょう。もし記憶に残っているなら両親に会った時何か言ってあげて下さい。多分話は聞かないでしょうけど」
時雨「お前待て!」
美「何ですか」
時雨「何で死ぬんだ」
美「奈裏がそう言ったからです」
時雨「俺は死なないでほしい」
美「…奈裏に承諾を得て下さい。私では何とも言えません」
時雨「お前の命だろ!?」
美「死ねと言ってきたのは奈裏ですからなんとも言えません」
時雨「お前の妹連れて来い」
美「分かりました」