第9章 足跡九つ・猫さんが風邪を引きました
冬「ふぁ…」
眠りから目を覚ました冬獅郎は小さくあくびをした
冬「…ルナ、朝だぞ 起きろ」
と、呼び掛けても反応がない
冬「おい! 聞いてんのか!?」
バサッと布団をめくり上げたら、そこには息苦しそうにしているルナの姿
冬「…? どうしたルナ…?」
冬獅郎はそっとルナの頬に触れたら、熱を感じた
冬「熱い……まさか熱…?」
『んん……あ、ヒツおはよ…』
目を覚ましたルナは少し辛そうな顔で冬獅郎を見た
冬「寝てろ、熱出てんじゃねーか」
『熱…? …体がダルい…』
冬「ちゃんと布団に入ったりしてんのに何で風邪?引くんだか…」
『…かぜって何…?』
冬「…そんな事も知らねーのかよ…; 馬鹿猫」
『うぅ…』
冬「(言い返してこない… よほど辛いんだろうな…)
ルナ、四番隊に行くから頑張って支度しろ」
『ふぁい…』
二人は支度をして、四番隊へ行く事になった
~四番隊~
卯「…風邪ですね」
四番隊隊長の卯ノ花烈の診断結果に冬獅郎は少し安心した
卯「最近風邪が流行ってますからね…」
冬「流行の風邪か…」