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キセキと私の卒業式(仮)【裏】
第2章 黄瀬くんと女の子
「っちー!」
じゃあねと手を振って友達と別れると、
後ろから聞こえてくる聴きなれた声。
「黄瀬くん?」
振り返るとボロボロになった彼がいた。
黄瀬涼太。
帝光中学バスケットボール部で“キセキの世代”と呼ばれる一人。
「どうしたの?ボロボロ…。」
「女の子にボタン取られたんスよ…。」
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