第6章 煌帝国
シン「ジャーファル、落ち着け。子供達がいるんだぞ」
その言葉に、私ははっとした。
無意識の内に、殺気が出ていたらしい。
アラジン達の顔がひきつっている。
アリ「ジャ、ジャーファルさん、大丈夫ですか?」
アラ「とても、怖い顔をしていたよ?」
モル「…………具合でも、悪いんですか?」
………あぁ、情けない。
子供達にまで、心配をかけてしまうとは。
ジャ「………大丈夫ですよ。この、横に居る人が仕事をしてくれれば、直ぐに治りますから」
シン「…………~♪」
アラ「そうなのかい?シンドバッドおじさん、頑張ってね!」
アリ「シンドバッドさん、ファイトです!」
モル「頑張ってください」
子供達に言われ、たじろぐシン。
成程、こう言う手を使えば良いのか。