第5章 住み込み
リィナ「あの、私仕事が出来るか心配なんです…………ジャーファルさんみたいに、上手くやれるかどうか………」
私が言って、しばらくたった後、シンさんがははっ、と笑う。
リィナ「な、なんで笑うんですか?!」
シン「ははっ(笑)すまない。でもな、リィナ、今日始めたばかりで、上手くやろうなんて、無理な話だぞ」
…………まぁ、そうなんだけど………
シン「…………あまり焦るなよ。少しずつ馴れていけばいいさ」
リィナ「………はい。…………って、ジャーファルさんの仕事が溜まってるのって、シンさんのせいじゃ……………」
シン「………~♪」
リィナ「誤魔化さないでくださいっ!」
シン「リィナ………ジャーファルみたいな事を言うなよ……」
リィナ「嫌です。少しでも、ジャーファルさんの負担を減らしたいんです」
シン「俺の事は良いのかぁ?「はい」………ヒデェ……」
リィナ「ま、それは極端だとしても、明日ちゃんと仕事してくださいね?!」
シン「………………」
リィナ「して、くださいね?(ニッコリ)」
シン「…………わかったよ」
リィナ「よろしくお願いしますね!それでは!」
シン「あぁ。お疲れ様」
小走りで自室に戻ろうとしたら、マスルールさんを見つけた。
あ、そだ。昨日のお礼をしなきゃ。