第5章 住み込み
私が不思議そうな顔をしていると、ジャーファルさんが苦笑しながら、言ってきた。
ジャ「…………そっくり、リピートしましょうか?」
リィナ「………はい」
シン「お、おい、ジャーファル!言わなくても……」
ジャ「あんたは少し黙りなさい。縛られたいですか?」
ギロッとジャーファルさんがシンドバッドさんを睨む。
シン「………(汗)」
こ、怖い………………
デジャヴを感じる…………
すると、ジャーファルさんが此方を向き、ゆっくりと話し始めた。
ジャ「……『住まわせるのは構わん。あいつは万能だ。何にでも使うが良い。だが……リィナがこちらに帰って来るような事になれば、同盟を取り消してでも、国を潰すぞ?シン……』…………とね」
リィナ「………………は?」
あの、兄が?
そんな事を??
国を危険に晒すような事を??
私は、それは本当に兄が言った言葉なのか
一瞬、理解出来なかった。