第29章 Scar ＊

「まだ、だよ、もっといっぱいイケよほら…」

ビクンビクンとまた体が震える

「ハァハァ…も…ゆるして……」
「まだだって、言っただろ？お前のせいでこんなんなっちまったコレどうするんだよ」

私の手を取ってヒロくんの股間に押し付けられる

ボーっとする意識の中で無意識にヒロくんのモノを掴んでしまう

「うっ…くっ…いきなりは反則だぞ」
「ハァ…ハァハァ…ごめ……」
そのまま触ってと耳元で囁かれた

チュゥと胸に小さな痛みを感じる

「あっ…」
「肌、白いから余計にいやらしく見えるな」

やわやわと胸を揉まれてむぎゅうとヒロくんの顔が胸に埋まる

「や、ヒロくんのお髭…痛い……」
チクチク感じる髭の感触に身をよじった

「俺はおっぱいに挟まれて幸せだよ」
「なんか…エロおやじみたい……」
「ハハッ…エロおやじは酷くないか？俺まだ20代だぞ」

冗談交じりにそんな会話をするけど、やってることはとってもいやらしい行為

さっきまで酷いと笑っていたヒロくんの顔つきがまた雄になった

ヒロくんは床に寝そべって、私に跨がれと言う
少し躊躇していると私の腰を抱き上げてパンツを脱いだ股間の上に座らせた

「腰、あげて自分で入れてみて
見ててあげるから」

「やだ…そんなのできない…」

「はコレ欲しくない？
俺のはのナカに入りたいってヒクヒクなってんのに」

少し腰を揺らしながらつんつんと私の入口を刺激してくる

ヒロくんに甘えられるような目で見つめられると逆らえなかった

少し腰を浮かして反りたっているヒロくんのモノに腰を沈めるけど上手く入らない

「も、ムリ…できないっ……」
「ごめん！もういいから…泣くな」
出来なくてじわっと涙が溢れてくる
ヒロくんがガバッと起き上がってくる
「でも、良かった…」
涙を指で掬ってくれてニコニコしているヒロくん

「なにが？」
「自分ですんなり入れられたらどうしようかと思った
そこまで経験してるんだーってね」

誰としたのか前、しつこく聞かれたっけ…
今日は聞いてこないな…

「この体勢でするのは初めてってことだよな？」
また寝転がって私のお尻を掴み降ろす