第11章 月島蛍~ハイキュー!!~
はわがままを言わない。
そもそも欲望がないようにも見える。
デートに誘うのも、メールを送るのも、電話をかけるのも、キスをするにしても、
全部、僕からじゃん。
ねぇ、僕の事、好き?
そう聞けるわけでもなく、黙々と昼ごはんを食べる。
いつの間にか食べ終わってたは
自分で腕枕をして、寝てた。
僕も食べおわって、寝顔を見てた。
風邪ひくでしょ。
そう思っての後ろから抱き締めて、いつの間にか僕も寝ていた。
「蛍、起きて。」
目が覚めるとが腕の中にいて、僕の顔をのぞきこんでた。
「もう、放課後だよ?部活は?」
嘘だろ。どれだけ寝てたんだ。
月島「今日は休む。」
「ねぇ、聞きたかった事ってなに?私、それで呼ばれたんだよね?」
月島「なんで甘えないの?」
「…へ?」
だからなんでそこでキョトンとする?
月島「いつも僕からデート誘ってメールも電話も僕からじゃん。甘えてくる気配もないし僕だって不安にもなるよ。これじゃ僕だけが好きみたいじゃん。」
情けない。思ってたことを全部ぶちまけちゃったじゃん。ねぇ、どうしてくれるんだよ。ここまで僕が感情を出すことなんてないんだよ。
「怖かったんだ。メールも電話も。何回しようと思ったか。出てくれなかったら、迷惑だったらそんなことをずっと考えて、出来なかった。私だって会いたいし、一緒にいたいし、好きなんだよ?でも…」
なんだよ。まためんどくさいとか言うんじゃないだろうな。
「甘えるとか、どうしていいかわかんない。」
「できることをする。頼るのはあまり得意じゃない。一人が私の普通だったから。」
月島「ねぇ、部活も休むしデート、しよ?もっと、の事を知りたいし、君にも、僕の事を教えたいし、甘えさせたい。」