第7章 木下秀吉~バカとテストと召喚獣~
ワシは好き人がいるのじゃ。ワシとて恋ぐらいはするぞい?
Fクラスにいるからよっぽどのバカなのかと思いきや姫路と同じぐらいの学力を持っておる。
ならば何故Fクラスなのじゃ!?と思って聞いてみたら全教科名前を書くのを忘れたそうじゃ。
どこか抜けているというか天然というか…でもそんなところも好きなのじゃ。
じゃが、あいつはワシを男として見ておらんでな、いつも困っておるのじゃ…。
ワシはあいつが好き、あいつはワシを男として見ておらん。
今日もあいつは明久達と楽しそうにつるんでおる。
もちろんワシも一緒なんじゃが楽しくない。
あいつが楽しそうなのは明久達がいるから。
ワシといても多分楽しそうにはしてくれないじゃろう。
それに告白するタイミングが分からん。
じゃが、チャンスは突然来たのじゃ。