第5章 上杉の忍び(共通)
越後にある春日山城にて
佐助「謙信様失礼し・・・ました」
佐助は城主であり上司である、
上杉謙信に用事があったのだが、
襖を開けた瞬間即座に閉めていた。
??「おいなぜ閉めた」
中から不機嫌そうな謙信その人が現れた。
佐助「いえその・・・取り込み中だったようなので」
謙信「何が取り込み中だ。いつものことだ」
忍「そうそう。いつものことだよ」
佐助「いつものことで、
俺が来るたびに、
あのような光景を見せるのはやめてください。
房事かと思って驚きます」
謙信「何が房事だ。信玄じゃあるまいに」
佐助「謙信様に忍が跨っていたら、
誰でもそう思いますよ」
忍「そうかなー」
佐助「そうです」
謙信「で佐助。何の用だ」
佐助「そうでした。実は・・・」
佐助と謙信は仕事の話をする。
忍も軒猿として無関係ではなかったので、
そのままその話し合いに参加をしていた。