第35章 好奇心?(今川義元)
義元「え・・・え・・・?」
義元は困惑したように、
忍を見る。
忍「それの使い方はこうですよ?
男の人のアレにつけて、
子種が女の人の中に、
入るのを防ぐんです」
義元「そうなんだ?
俺以外のにつけたことあるの?」
忍「・・・まあ義元さんの前に、
付き合ってた人いましたから」
義元「少し妬けるね。
まあお互い初めてじゃないから、
しょうがないんだろうけど」
義元は少しだけ、
不機嫌そうにそう告げる。
忍「・・・最初はどうにも、
なりませんよ。
本来なら私たちは、
出会うはずがないんですから」
住んでいる世界以前に、
住んでいる時代が違うのだ。
あの日あのようなことがなければ、
出会うはずのなかった二人、
だけど今はこうして出会い、
恋仲として身体をつなげあっている。