第13章 交換留学?SIDE安土(共通)
数刻後、
忍はさっそく安土で世話役の仕事をしていた。
忍「すごい贈り物の数。
謙信様や信玄様も相当もらってらしたけど、
信長様も相当・・・」
忍は信長への貢ぎ物を運ぼうとしていた。
忍「いっ・・・」
着物に刺さっていたらしい針に、
うっかり触れてしまったらしく、
忍は着物を落とし、痛みにうずくまる。
秀吉「おいどうした」
不審な行動をとらないか、
忍を監視していたらしい秀吉が、
慌てて忍の下へ駆け寄る。
忍「ひで・・・よしさん・・・
たすけ・・・て」
針に何か混入していたのだろうか、
その姿は苦し気だった。
秀吉「おい、しっかりしろおい」
秀吉はあわてて、その身体を抱え上げると、
家康の元へ向かった。