• テキストサイズ

イケメン戦国短編集2

第11章 500年前の俺と500年後のお前?(真田幸村)


佐助「君は舞さんを手に入れておきながら、
   忍さんをいつまで縛るつもりだ。
   舞さんだけでなく、
   忍さんまで自分のモノ気どりか!!」
佐助は幸村の胸倉をつかみ、そう叫ぶ。

忍が好きだからじゃない。
幸村が大切な友人だから、
舞を本当に好きだったから・・・
だからこそ幸村の態度が許せなかったのだ。

本当の気持ちを偽って、
二人の女をまるで自分のモノのように扱う彼を、
その気持ちを本当に大切な女一人向けてくれと、
佐助は幸村に懇願するように叫ぶ。

佐助「答えろ・・・
   君は舞さんが好きなんだろ・・・?
   だったら忍さんは俺にくれよ・・・
   俺じゃなくてもいい。
   お前以外の男の隣で立つこと許してやれよ」

謙信でも信玄でも誰でもよかった。
幸村がただ一言、
忍の幼馴染という言葉で、
忍をこれ以上縛るのをやめてくれさえすれば・・・
幸村「分かった・・・」
幸村はそう告げる。
/ 690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp